BLOGラグケアブログ
コーヒーは好きだけどシミになる話
2021年08月28日

こんにちは。
1年を通して多いなぁと感じるのは「コーヒーをじゅうたんにこぼした」という悲鳴。
実際はメールでご依頼いただくことが多いので生の声は聞こえませんが、メールの文面から悲鳴が聞こえます。

もちろん、こぼしたコーヒーがじゅうたんに染みこんでいくのをジーっと見ている方はいらっしゃいませんので、なんとかしようとします。慌てながら。
乾いたタオルを当て、湿ったタオルを当て。それを繰り返して繰り返して行うと思います。

 

 

それで茶色の染みついたものが取れれば一安心ですが、問題は色が残った場合です。
ちなみにシミが取れても実は安心はできないんですけどね。
これに関してはまたいつの日かブログに載せようと思います。

さて、話は戻りますが、タオルを当ててもシミが残った場合。
中性洗剤を使ったり、NETで調べて重曹を使ったとか、皆さん様々です。

 

 

ただ、使うものによってはシミを余計取りにくくする場合があります。
私のこれまでのヒアリングと感覚ですと特に重曹の取扱いには注意は必要かと。
ウールの手織りじゅうたんだとイマイチ合わないのか、変色を起こしてしまった状態で届くことが多いです。重曹は油分を分解する作用もあるようですので、ギャッベやハグみじゅうたんのようにウールに油分が含まれているものに関しては、あまり良くないのかもしれません。変色しているとなると元の色がなくなっているわけですから、シミも取りようがなくなってくるんですね。

一番いいのは、速やかにクリーニング店にご依頼いただくことですが、やはり自宅で何とかしたいという方が多いと思います。

そこでひとつやってみていただきたいことがあります。

コーヒーをこぼして乾いたタオルと湿ったタオルを当てても当てても取りきれない場合は、思い切ってぬるま湯をシミ部分に垂らしてください。
それにより残ったシミに水分が含まれ浮いてきますので、再度シミがタオルに移らなくなるまで当て、それを繰り返してみてください。結構取れます。

 

 

ただ、じゅうたんによっては染色の色落ちの可能性もありますので、自己責任でお願いします。特に40℃以上の温水ですと色落ちの危険度は高まります。
ちなみにタンパク質系(牛乳等)のシミは水で対処してください。ぬるま湯や高温水だと凝固することがあります。

ということで“コーヒーのシミはぬるま湯で対処“を紹介させていただきました。
乾燥もしっかりと。髪の毛を乾かすかのようにドライヤーを使ってある程度乾かすのもいいかと思います。

 

 

我々も洗剤や重曹で頑張ったけど残ったシミより、お湯程度で対応しただけの方がシミは取れやすいです。

何とか自宅で頑張るお気持ちは十分わかりますが、コツは頑張り過ぎないこと。
頑張りすぎるとタオルでゴシゴシ擦って繊維を傷め、洗剤も強めにしたりいろんな種類を使ったりで変色する可能性が高まります。

ぬるま湯で程ほどに頑張った後に、それでも取れない場合はご相談くださいませ。
我々も適度に程ほどに頑張ってみます。
コツは頑張り過ぎないこと、です。