BLOGラグケアブログ
ラグケア(じゅうたんクリーニング)の流れ ④乾燥
2020年09月03日

こんにちは

ラグケアの流れ、洗ったあとの「乾燥」についてご紹介します。

実はこの乾燥、私たちにとってはとても重要な位置づけになっています。よく「外で乾燥している」と思われがちなのですが、ラグケアでは屋内の乾燥室で乾かします。外でもダメではないのですが、せっかく洗ったじゅうたんにホコリが付着したするのを防ぐのはもちろんのこと、なるべく8時間程度の短時間で乾かすことを目標に温度管理、湿度管理、風量管理を行っています。

そして、やはり外だと紫外線が気になります。特にギャッベやハグみじゅうたんは羊毛ですので短時間であれば差ほど気にしませんが、日をまたぐ長時間となると傷む可能性もあります。人の髪の毛と一緒ですよね。

さて、乾燥室の中です。

パレットの上にじゅうたんを置きますので通気性も抜群。この下にも空気の流れができるようにサーキュレーターで風量を調整します。湿度調整で大切な湿気除去もこの通り。

今日の新潟の湿度は45%ですので、20%ほど低く保たれています。これが乾ききると湿度は15%程度になってきます。このような色々な工夫をしながら、なるべく短時間でしっかりと乾燥させます。なかなか乾燥せず羊毛が濡れている時間が長くなると、繊維が緩んだり傷むこともありますので。

たまにご自宅で洗ったというお話も聞きますが、乾燥は大切です。なるべく短時間で乾くくらいの濡らし加減で洗い、温度や湿度にも気を遣ってください。しっかり乾いていないと臭いの基になることもありますので、その際は再度乾燥してあげるといいと思います。

ギャッベもハグみじゅうたんもとても丈夫ですが、乾燥に気を遣ってあげることで、より一層長くお使いいただけますよ。自身の髪の毛だと思ってケアしてあげてください。